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廣田さん

廣田さんはほんわかした
かわいらしい女性。

1、2年前にTwitterに彼女が投稿した
一本の枝のシンプルな絵に一目惚れして
そこからずっとファンなんです。

これは卵を茹でる風景。
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この間の5月
廣田智代さん( tomoyohirota)の個展に足を運んできました。

前回の有楽町の個展も観に行ったのだけど
そこはなんだか緊張しちゃったなー。
てゆうか大抵の画廊って緊張すると思うのだけど、
それは私がビビり過ぎなだけかしら。

ところが今回は
すごく居心地が良くて
ずっと居たいくらいリラックスできたのですよ。

そこは谷中の民家を利用したギャラリーで
商店街の路地裏の小さな家。
しっとり静かなところにあって
木造2階建、畳、磨りガラス、軋む急階段と
昔懐かしく、温かい雰囲気。

それが廣田さんの作風と
すごくマッチしていてとても良かった。

廣田さんは
身の回りにいつもあるもの
日々何気なく目に入っているもの
特別じゃないけれど、そこに幸せがあるもの
そういうものを掬いとってる人だな、と思います。

切り取るとか捉えると言い表すほどの
強さや鋭さではなくて、眺る、くらいの。

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磨りガラスと
海の絵…炭酸水だったかな。
とにかく水の絵。

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こういう
畳の上に置いちゃう、ていう展示の仕方も
なんかすごく好き。
これ、花びらだったかな。
だから下に落ちてるものだからね、
見下ろすものである。

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これはカーテンの絵。
垂れてるカーテンと同じ色してる。
カーテン、風に揺れてる。

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かすみ草と
ガムの包み紙の絵と、金木犀の花の絵。
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どれもささやかな存在だねぇ。

20190804085034877.jpeg
この階段は
急勾配で怖かったなー笑
ギシギシ軋む音も耳心地良し。


絵も廣田さんもそこに馴染んでいて
良い額縁的な民家ギャラリーだったな。


廣田さんの油画を寝室に飾る。
「トタン」と「夜のカーテン」。
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もう消えちゃったけど
届いた当初「トタン」は何か燻製みたいな匂いしてて
個展の間焚いてた蚊取り線香の匂いではないかと言うことでした。
日焼けたトタンらしくて良いなと思いました。

廣田さんの絵、
ずっと欲しかったからですかねー。
お家に届いて包みを開けたとき
何故かほろほろ涙が出てきましたよね。

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南方熊楠展〜100年早かった智の人〜

国立科学博物館の企画展。
最終日。
南方熊楠展です。

行こうかどうしようか
迷ったけれど駆け込みで行って来た。
南方熊楠。
日本の博物学者、生物学者、民俗学者。
まぁ、なんか凄いひとです。


熊楠が書いたものを実際に見て
(いや写真めっちゃブレてるじゃねーか笑)
どのノートも細かい文字でびっしり。
入出力のパワーもボリュームもものすごい。

標本は地衣類やら藻やらキノコやら
色々あって
わたしの好きな変形菌は
昔のものでも子実体が崩れずに残ってて
小さな小さなカタチがよく見えた。

ミナカテルラ ロンギフィラ。
熊楠が発見した変形菌の新種。
和名はミナカタホコリさんです。
状態が悪くてほとんど残ってない。


一時期、熊楠に関する本を色々読んで
奇才天才で破天荒なんだけれど
普通の夫であり父でもあった
そのひととなりを知れば知るほどに
すごくファンになってしまったのよ。

こんな面白い人なのだからNHKの朝ドラで
やったって良いのにと思うの。

2015年に新たに動画が見つかったのだそう。
それは数秒の長さで、
バストアップの熊楠が映っていて
口元が動いているように見えた。
写真を撮る時のように
なるべく動かないようにしている感じ。

音声は無かったから
何を言っているのかわからないけれど、
好奇心旺盛なひとなんだなぁと思ったし、
好きなひとに会えたような嬉しさがあった。


もし熊楠が現代に生きていたら
どんなことをしているだろう。
やっぱり山にこもっているだろうか。

五美大展③

東京五美術大学連合
卒業・修了制作展。
多摩美術大学、女子美術大学、
東京造形大学、日本大学芸術学部、
武蔵野美術大学が参加する展覧会です。

国立新美術館到着早々観たものと
休憩挟んでから観たものは
「あ、好き!」と反応するものが多かった。

疲れてくると、観る元気も無くなるの。

国立新美術館のフードスペースは
気取ってなくてリーズナブルで良いなぁ。
コーヒーがすげーたっぷりだったけど
何かの間違いかな。



人影がたくさん。
生きてるひとでできてる雑踏のようでも
無感情な死者の行進のようでもあるなぁ。
写り悪いから見えないけれど
透明なひとも描かれています。



整ったキレイな円……。
使われてるのは
古本束ねるヤツだよね。
ビニールテープ。



マンション!!
ビル!!
ただそれだけなのに
整然としててなんと気持ち良いのだ。
これ、木版。



あとこれ。
色味とかバランスとか
描いて消してくたびれたような
ほんのり鬱々した感じとか
つまりなんとなく好き。


以上です。おわり。

五美大展②

東京五美術大学連合
卒業・修了制作展。
多摩美術大学、女子美術大学、
東京造形大学、日本大学芸術学部、
武蔵野美術大学が参加する展覧会です。

いつもなら作者さんの名前をちゃんと
記憶するんだけど、うっかりすっかり。
またどこかで出会えたら良いです……。


ビニル素材が
油画で表現されてるのすごく好き。
ビニルの、ペトペトする音が聞こえそう。
若々しいくちびるだな。
生と性と死とを表すような
紅と白い肌のコントラスト美しいね。




プチプチ系は苦手なものもあるけれど
これはクセになるプチプチだ。
筋子みたい。子宮壁みたい。
増殖して増殖して侵食されて
生命力の強い紅がドドンと迫ってくる。
パワフル。


こういう淡いの
好きだな。
地球の羊水・海。
人肌の温度の水と同化して
そのままとろけてしまいそうな。
見つめてると心が凪いでいきますね。
リゾート行きたい。


これね多分、ヒトの形してる。
うずくまってる。
脱皮した、皮みたい。抜け殻感ある。
それがうずくまってる。
何か生まれそうです。
いや、葬送、かなぁ。


もちょっとつづく……。

五美大展①

東京五美術大学連合
卒業・修了制作展。
多摩美術大学、女子美術大学、
東京造形大学、日本大学芸術学部、
武蔵野美術大学が参加する展覧会です。

雑多でパワフルでボリュームたっぷり。
楽しかった。

この作品が一番好きでした。
プリントしたものを繊細に削って
魂のような呼吸のようなそよ風のような。
絹糸、蜘蛛の糸、粘糸のような。
線は麻の生地みたく不均一で表情がある。

見惚れてしまったなぁ……。



透けるほどの薄紙が垂れている。
透明樹脂でも染み込ませてるのか
下に行くほど透明度が増しているのだ。
冬の窓みたい。静か。
ああ、あれだ。つらら。




スマホでは
この美しさは捉えきれないな。
白のオパールとかアコヤガイの
内側のような色味なのですよ。
憂いを含むしっとりな表情も素敵……。



これ
これは大きな作品でした。
大胆で、こういうのほんと好き。
魅せる余白。


つづく……。

五美大展は
国立新美術館にて3/4まで。
(明日まで!無料!)
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